問題行動の目的は?

皆さんこんにちは!ヨコミネ式保育園、学童キッズネクストの宮城先生です!
今回は岸見一郎氏、古賀史健氏共著の「幸せになる勇気」より、子どもたちの問題行動について考察していきます。

この本によると、子ども(子どもだけに限らず)の問題行動の目的には5つの段階があると述べられています。
5つの段階において主体となる目的は「共同体の中で特権的な地位を得ること」 です。

まず一段階目は「賞賛の要求」です。
この段階では「ほめてもらうこと」を目的とします。注意したいことは「いいこと」をしているのではなく「ほめられること」をしている点です。
褒めてくれる人がいなければ適切な行動はとらないし、罰を与える人がいなければ不適切な行動もとります。

二段階目は「注目喚起」です。
いいことをしたのに褒めてもらえない、地位を得られないとなった時に「褒められなくてもいいから、とにかく目立とう」と考えます。
「いたずら」や「できない子」としてふるまう事で注目を得ようとします。

三段階目は「権力争い」です。
この段階では、戦いを挑み、勝利することで自身の「力」を誇示し、特権的な地位を得ようとします。
「反抗」や「不従順」によって戦いを挑んできます。

四段階目は「復讐」、五段階目は「無能の証明」です。
大半の問題行動は三段階目の「権力争い」にとどまっているそうです。
そこから先には踏み込ませないようにしないといけません。

詳しい説明や対処などは 岸見一郎氏、古賀史健氏共著の「幸せになる勇気」 に書かれており、シリーズ前作の「嫌われる勇気」とあわせて読むことをお勧めします。

皆様の悩み解決の手助けになることを願っております。