イヤイヤ期の子育てとは

皆様こんにちは。ヨコミネ式保育園 こっこクラスの丸中先生です♪

ママもパパも「キーッ!」となってしまう。
わが子のひどいイヤイヤ。どう接したらいいの?

・「イヤイヤ期」の不思議。

子供の脳では、「前頭前野」と呼ばれる脳の表層部分の働きがまだ発達しておらず、湧き上がる欲求や衝動を抑える「抑制機能」が働きません。
それが「イヤイヤ」の原因!やがて抑制機能が育ってくると、悩ましいイヤイヤも自然と収まっていきます。

とはいえ、親も思わずキリキリしてしまうわが子のイヤイヤ。
「何とかうまく接する方法はないのかな〜?」

・アメリカでは取り組まれている「脳の抑制機能を育てるゲーム」

例えば、「耳」と「口」の絵が描かれたカードを2人1組の子供に1枚ずつ渡し、「口のカード」の子は話す役、「耳のカード」は黙って聞く役、というゲームをします。
ゲームのルールだから、「耳のカード」を持っている間はおしゃべりを我慢する。
このように、「我慢する理由」を子供が理解して、自ら進んで我慢する時に、前頭前野の抑制機能が活発に働くというのです。

なぜなら、「抑制機能」とは、単に我慢する機能ではなく、何か目標を立て、その実現に向けて計画的に行動するための脳機能なので、周囲の大人が「ダメ!」と怒っても抑制機能は働きません。
「自分で納得した目的のために、自ら我慢をする」経験こそが、子供の前頭前野を働かせ、抑制機能を育てていくと考えられるのです。
「子供とルールを決めて、そのために我慢する」というこの方法。
何もゲームとしてやらなくても、日常生活の中で取り入れることができます。

たとえば、あるママのこんな対処法。
YouTubeが見たいというわが子に、時計を見せ、「長い針がこの数字のところに来たら終わりにしようね」というルールを決めます。
予め子供にそのルールをちゃんと理解させ、納得させることが大事です。
すると、「もう終わりにしなさい!」なんて怒らなくても、子供なりに前頭前野を働かせて、自ら我慢ができたのです。
もうひとつ大事なのが、「ちゃんと我慢ができたら、すかさず思いっきりほめてあげること」。
すると脳は喜びを感じ、「またほめられるように頑張ろう」という気持ちが芽生えると言います。

・胸が弾む生活

「我慢する理由をはっきりさせる」「我慢できたら思いっきりほめてあげる」子供の脳の働きを知り、その反応を予測して接する子育てを行えば、”親”の前頭前野もぐんぐん鍛えられるそうですよ!

さて、明日は何者になれそうですか?

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